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代表メッセージ

野本 充敏

株式会社野本電設工業 代表取締役

会社の沿革

野本電設工業は父 野本祐助が23歳の時に独立して作った野本電気工事店から始まりました。私は18歳で野本電設工業に入社。当時は社員4人で木造住宅を専門に電気工事を行っていました。地元古河市の同業者からごみ焼却場の建築工事の紹介を受けたことで、そこから大手電気工事会社の現場監督と知り合い、徐々に工場など大きな施設の電気工事をするようになりました。
私自身は23歳までは腰道具をつけて現場で作業を行い、30代半ばまでは現場監督をしていました。その後、常務として営業、予算管理、資材発注などの業務に携わり、37歳からは専務を任され会社経営を中心業務として、現在に至ります。

みんながお互いを気にかけている
「家族」のような関係

弊社は上下関係がなく、みんな何でも気がねなく話せる会社です。社員の中には突然私に電話してきて、何かと思えば、「最近声をきいてないんで」なんていう人もいて。なんとなくみんながお互いを気にかけている「家族」のような感じですね。
仕事のことはもちろん、家庭のことでも悩みがあれば会社で相談してみんなの知恵を借りることで、社員同士の繋がりができればと思っています。そのためにも、私はあれやこれやと厳しく言わずに、相談にはいくらでも乗るようにしています。

困難を乗り越えて感じる会社としての成長

最近はみんな成長し、現場でのトラブルがなくなりました。昔は、現場をやるたびにトラブルが起きて、お客様に怒られていましたが、最近は2〜3年に一度くらいです。現場がトラブルに見舞われると、担当者はとても責任を感じます。でも、そんなに責任を感じる必要はないんです。なぜなら、結局は会社の仕事であり、「トラブルが起きる前に会社がバックアップしてくれたか?そうなる前に会社はバックアップをしたのか」ということになる。だからこそトラブルが発生した時には、皆で積極的に現場応援に入って実作業を行い、なるべくその現場担当者の負担を軽減し現場を進めることで、お客様に安心して引渡し出来るよう協力し合っています。
そうして個々の担当者がトラブルを経験し、社員同士が協力することで、野本電設工業は会社としてのキャパを広げ、さまざまな現場の対応力、現場での安全、品質に必要なスキルと経験を身につけてきました。
お客様の要望を満たす、安全かつ質の高い仕事を提供したいという意識が高まっているように思います。

これからは一人ひとりが
会社に必要なものを考えていく時代

今までは、会社を成長させる=会社の規模を大きくして、売上を伸ばすことでした。前社長のおかげで、売上高も従業員数も地元や県内ではトップクラスとなりましたが、さらに成長するためには、社員自身が働きやすくなるように自分たちで考え、仕事に誇りを持てるようにする必要があります。
そのための取り組みとして、委員会を立ち上げました。本当にみんなが必要としているものは何かということを委員会で議論し、そこで拾い上げたものを全体会議で討議し、決定する。必要なものを会社に挙げてもらえれば無駄がなく、社員の求める事を具現化できる。何が必要なのか、何があれば仕事がしやすくなるのか、何があれば会社が快適になるのか、社員全員で考えていきます。

地域に必要とされる、地域で誇れる会社に

電気工事業は、施設を建てる建築会社から主に仕事をいただいています。ですが、今後地域で必要とされる会社になるためには、お付き合いのある建築会社との関係性以上に、これまで手掛けた施設に対するバックアップが重要だと考えています。私たち電気屋さんに電話がかかってくる時は、ブレーカーが落ちた、工場の機械が止まったなど、すぐに対処してほしい場合がほとんどです。困っている時にすぐに対応する。お客様の困っている時こそ会社の信頼度が試される時だと考えます。
電気というインフラを守りつつ、お客様のトラブルに迅速に対応すること。私たちが施工した建物や機械などをお客様が安心して使っていただけることが、当社への信頼につながり、次の受注につながります。建物や機械等の新設計画が有る場合にお声掛けいただき、さらに信頼を重ねていくことで、お客様が地域で紹介したくなる、地元に根ざした企業でありたいと願っています。

さらなる発展を目指して

会社の成長は、社員の成長に比例すると考えます。
だからこそ社員一人ひとりが日々の仕事、生活のなかで、たくさんの事に興味を持って生活してほしいです。仕事だけではなく、日々の生活のなかでも様々なことに興味をもち、調べ、やってみる。挑戦する気持ちが人を成長させてくれます。社員が成長すれば、会社の中も良くなっていく。新しい社員を迎え入れることで、お互いが成長し合える、そんな会社こそが会社の成長に繋がると考えています。1人では1つの仕事しかできなくても、教育、経験次第でそれ以上の仕事をこなせるようになります。会社は人が増えれば増えるほど互いに磨き合える機会が増え、成長できると思います。だからこそ、社員数はできるだけ増やしたいですね。

また今後は、電気工事に特化することなく、多方面の業態展開も視野にいれて、社員が活躍できる場を提供したいと思います。多種多用な業務を行い、社員それぞれが自分に合った仕事ができる環境づくりをすることで、社員の生活をより豊かに、野本電設の社員であることに誇りを思ってもらえるように、会社として挑戦し続けていきます。